重心
 重心 by 数学ナビゲーター
最終更新日 2004年3月31日
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重心の定義:
 
三角形の各頂点と対辺の中点を結ぶ線分の交点。
 (右の図の点Gが重心)

特徴:
 
AG:A'G=BG:B'G=CG:C'G=2:1

証明:

△AGB'の面積をS1、△AGC'の面積をS2、
△BGC'の面積をS3、△BGA'の面積をS4、
△CGA'の面積をS5、△CGB'の面積をS6、
とする。
A'、B'、C' は各辺の中点であるから、
S4=S5・・・・・・(1)
S6=S1・・・・・・(2)
S2=S3・・・・・・(3)
△AA'Bの面積(S2+S3+S4)=△AA'Cの面積(S5+S6+S1)・・・(4)
△BB'Cの面積(S4+S5+S6)=△BB'Aの面積(S1+S2+S3)・・・(5)
△CC'Aの面積(S6+S1+S2)=△CC'Bの面積(S3+S4+S5)・・・(6)
(1)、(4)より
S2+S3=S6+S1・・・・・・(7)
(1)、(2)、(7)より
S1=S2=S3=S6・・・・・・(8)
(2)、(5)より
S4+S5=S2+S3・・・・・・(9)
(1)、(3)、(9)より
S2=S3=S4=S5・・・・・・(10)
(8)、(10)より
S1=S2=S3=S4=S5=S6・・・・・・(11)
△AGBの面積(S2+S3):△A'GBの面積(S4)=2:1((11)より)
∴AG:A'G=2:1

同様にして、BG:B'G=2:1

同様にして、CG:C'G=2:1

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数学A

 
 
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