センター試験 2000年度 本試験 数学II,数学B
 入試問題解説 最終更新日 2004年7月19日
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出題校:センター試験 2000年度 本試験 数学II・数学B 解答

第1問 (必須問題) (配点 30)

[1]
(1)
 関数

f(x)= 3 x + 3 x

に対して

f( x1 )= · 3 x + · 3 x

である。また, f( x1 )=f(x)  を満たす x  を求めると, x=  であるり,このとき f(x)  の値は   である。

解答
 
(2)
 関数

y= log 2 ( x 2 +3 )           ・・・・・・

のグラフは,関数

y= log 2 x           ・・・・・・

のグラフを x  軸方向に  ケコ y  軸方向に  サシ  だけ平行移動したものである。 のグラフの共有点の座標は

( ,1+ log 2 )

である。

解答
[2]
 座標平面上の直線  y=3x に関してBと対称な点Cとする。
(1)
 直線ABと x  軸の交点D, AOD=θ とすると

tanθ= cos= 1 タチ

である。また, CAB=α とおくと

α=ツテト ° θ

であり, cosα=  となる。

(2)
 △OABの面積を S 1 ,△OBCの面積を S 2 とする。 BOC= a であり

S 1 S 2 = sin2θ sin( a ) =

である。

解答

第2問 (必答問題) (配点 40)

  a を0でない字数とし,関数 f(x)  を

f(x)=3a x 2 ( 8a+6 )x+4a+6

により定める。

(1)
  b u v を実数, b0 として, g(x)=3b x 2 +ux+v とおく。 g(x) 1 0 g(x)dx=6 を満たし,座標平面において, y=g(x) の表す放物線 C が点 ( 1,9 ) を通るとする。このとき u v b を用いて

u=アイ + v=

と表される。さらに,放物線  y=f(x)  と放物線 C が, y  軸上で共有点をもち,その点における二つの放物線の接線が一致するならば

a=カキ b=

となり,その接線の方程式は

y=ケコ x

である。

(2)
  a を,(1)の解のみに限定せずに,0でない実数とする。関数 h(x)

h(x)= 0 x f(t)dt

により定める。このとき x=0 および x=2 における h(x) の値と微分係数は,それぞれ

h(0)= , h(2)= h (0)= a+ , h (2)=タチ

である。 0x2 の範囲で  h(x)  が正の値も負の値も両方とるのは

a< ツテ

のときである。

 
解答

第3問 (選択問題) (配点 20)

 紙片の上に図1のようなひし形 ABCD 0 があり,AB=AC=2とする。また,線分ACの中点をOとする。この紙片を,図2のように空間の中で,ACにそって60°だけ折り曲げ,点 D 0 の新しい位置をDとする。



図 1


図 2

(1)
 このとき, OB OC OD についての内積を求めると

OB · OC = OC · OD = OB · OD = ウエ

となる。

(2)
  a 0<a<1 を満たす数とし,線分BDを a:( 1a ) の比に内分する点Pをとる。このとき

OP =( ) OB + OD PA =( ) OB OC OD PC =( ) OB + OC OD

である。したがって

PA · PC = a 2 a+

となる。よって, PA PC が直交するのは

a= ,

のときである。 ( は解答の順序を問わない。 )

解答

第4問 (選択問題) (配点 20)

  k を定数とし, c を正の定数とする。方程式

x 3 k x 2 +kcx+ c 2 =0           ・・・・・・

を考える。
 方程式 x=1 を解にもつとする。このとき

k=

であり,の左辺は

x 3 k x 2 +kcx+ c 2 =( x+1 )( x 2 x+ )

と因数分解される。
 したがって,−1以外の解で,虚部(虚数単位 i の係数)が正のものを a とすると

a= ( + i )

となる。
 複素数平面において,原点をOとし, a ,−1を表す点をそれぞれA,Bとする。三角形OABが二等辺三角形になるのは c=  のときである。このとき, α+1 を極形式で表すと

α+1= ( cosスセ °+iスセ ° )

であり

( α+1 ) 6 =ソタチ

である。

解答

第5問 (選択問題) (配点 20) 

 赤い玉が2個,青い玉が3個,白い玉が5個ある。これらの10個の玉を袋に 入れてよくかきまぜ,その中から4個をとり出す。とり出したものに同じ色の玉 が2個あるごとに,これを1組としてまとめる。まとめられた組に対して,赤は 1組につき5点,青は1組につき3点,白は1組につき1点が与えられる。この ときの得点の合計を X  とする。  

(1)
  X は   通りの値をとり,その最大値は  ,最小値は     である。
(2)
  X が最大値をとる確率は  オカ  である。
(3)
  X が最小値をとる確率は  キク ケコ  である。
 また, X  が最小値をとるという条件の下で,3色の玉がとり出される 条件つき確率は  シス  である。
解答

第6問 (選択問題) (配点 20)

  n を2以上の整数とする。このとき,座標平面上の点 ( x,y ) x  と y  が x+yn を満たす正の整数であるものの全体に,1,2,……と順に番号をつけるため,次のプログラムをつくった。
 このプログラムでは,たとえば,1番目が点 ( 1,1 ) であれば

1) 1 1

のように出力される。

10   INPUT "n=";N
20 S=0
30 FOR K=2 TO N
40     FOR J=3 TO N
50         FOR X=1 TO 
60         PRINT S;")";X;Y
70     NEXT X
80 NEXT K
90 END

(1)
 上のプログラム中の   に,次の   のうちから適当なものを一つ選んでプログラムを完成せよ。

 K+1        K         K-1      N+1    N
 N-1  N-K+1  N-K  N-K-1

(2)
 このプログラムを実行し,n=?に対して3を入力すると,新たに

1)     
2)     
3)     

が表示される。

(3)
 このプログラムを実行し,n=?に対して8を入力すると,新たに表示される10番目,20番目および最後から一つ前の行はそれぞれ

10) 20) シス )

(4)
 このプログラムによって点 ( 4,3 ) が表示されるような最小の n は   であり,そのとき,この点は  チツ  番目に表示される。
解答
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