センター試験 2000年度 追試験 数学I,数学A
 大学入試問題 最終更新日 2004年3月31日
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出題校:センター試験 2000年度 追試験 数学I・数学A 解答

第1問 (必須問題) (配点 40)

[1]
  a a 2 30  を満たす実数とし, C を2次関数

y=( a 2 3 ) x 2 2ax+4 a 2 30           ・・・・・・

のグラフとする。

(1)
 グラフ  C の表す放物線が上に凸で,頂点の x 座標が負であるような a の範囲は  <a<  である。
(2)
  a=3  とする。このとき, C  は  x=  を軸とする放物線であり,2次関数 の最小値は   である。
(3)
  a=1 とする。 n を0でない整数とし,グラフ  C を x 軸方向, y 軸方向にそれぞれ 1 n だけ平行移動した放物線を表す2次関数を

y=2 x 2 +bx+c

とする。このとき, b c がともに整数となるような n n=± n=±  である。(キとクは,解答の順序を問わない。)

 

解き方
解答
[2]
 1から6までの番号のつけられている6枚のカードがあり,横一列に配置  されている。はじめの配置は1,2,3,4,5,6である。二つのさいころを  同時に振るたびに,出た目によってカードの配置を変えていく。もし,出た  二つの目が異なるなら,その目と同じ番号のカードの位置を交摸し,出た目  が同じなら,カードの位置を変えないものとする。
(1)
 二つのさいころを1回振って配置が変わらない確率は   である。
(2)
 二つのさいころを1回振って,番号1のカードの位置がはじめの配置と 異なる確率は  シス  である。
(3)
 二つのさいころを2回振って,番号1,2,3,4の4枚のカードの 位置がどれもはじめの配置と異なる確率は  ソタ  である。
(4)
 二つのさいころを2回振って,位置がはじめの配置と異なるカードが 番号1,2,3の3枚のみである確率は  ツテ  である。
解き方
解答

第2問 (必答問題) (配点 40)

[1]
  a を実数とする。
(1)
  x  の整式 A B

A= x 4 ( a+8 ) x 2 2ax+4a+1 B= x 2 2xa

とする。 A B で割ったときの商は  x 2 + x ,余りは  ウエ x  となる。

(2)
  p=1+ 5  とおく。 p は2次方程式

x 2 +2x =0

の解の一つであり,

p 4 ( a+8 ) p 2 2ap+4a+1=

である。また,整数  n  が  コサ  または   に等しいとき

{ p 4 ( a+8 ) p 2 2ap+4a+1 }+( n 2 +2n 5 )p

は整数となる。

 
解き方
解答
[2]
四角形ABCDは,円Oに内接し,

2AB=BC,CD=2,DA=1,cosABC= 5 8

を満たしている。このとき, AC= スセ  である。また,円Oの半径は  2 13 タチツ  で, AB=  である。さらに

BD= 4 5 トナ ,cosBCD= 2 5

である。

解き方
解答

第3問 (選択問題) (配点 20)

(1)
 等差数列 { a n } に対して, S n = k=1 n a k   とおく。ここで,初項 a 1 =38 ,第 ( m+1 ) 項  a m+1 =5 , とする。
 このとき, m=アイ  であり,公差は  ウエ  である。また, S n =オカ  のとき最大となり,その最大値は  キクケ  である。
(2)
 等比数列 { b n } の初項 b 1 と公比 r は正の数とし, T n = k=1 n b k とおく。この数列 { T n } 5 T 2 =4 T 4 を満たすとする。
 ここで, T 4 =( r 2 + ) T 2 であるので,数列 { b n } の公比は r=  である。
  さらに, p を定数とし, U n =p+ T n とおく。 p=スセ b 1 であるならば,数列 { U n } は等比数列となる。
解き方
解答

第4問 (選択問題) (配点 20)

 円に内接する四角形ABCDの辺の長さを,それぞれ

AB=4,BC=3,CD=2,DA=6

とする。2直線BCとADの交点をEとし,2直線ABとDCの交点をFとす る。 次の文章中の  アイウ  と  ケコ  〜  セソ  については・当てはまるものを 記号A〜Gのうちから選ベ。(アとイとウ,ケとコ,サとス,セとソは,それ ぞれ解答の順序を問わない。)

(1)
 EC= x ,ED= y  とおけば,相似な二つの三角形△ アイウ  との対応する辺の比はみな等しいから

x:2=( y+ ):4 y:2=( x+ ):4

が成り立つ。ゆえに  x=  である。さらに

EC・EB= キク           ・・・・・・

である。同様に

   FC・FD= 160 9           ・・・・・・

である。

(2)
 点Gを,△FBCの外接円と直線EFとの交点でFとは異なる点とすれば,

ケコ ・EF=EC・EB          ・・・・・・

である。また,4点F,G,C,Bは同一円周上にあり,4点A,B,C,Dも  同一円周上にあるから

∠FGC=∠ サシス =∠EDC

 となる。これにより4点E,D,C,Gは同一円周上にあることがわかる。し  たがって,

セソ ・FE=FC・FD          ・・・・・・

となる。により

EF= 2 3 タチツ

である。

 
解き方
解答

第5問 (選択問題) (配点 20)

(1)
 次のプログラムを実行する。

130   INPUT "J=";J
140 S=0
150 FOR K=1 TO J
160     S=S+(2*K-1)
170 NEXT K
180 PRINT S
220 END

J=? に対して1,2,3,4を入力すると,180行により,それぞれ  エオ  と出力される。


(2)
 (1)のプログラムを利用して,次のプログラムを作った。

110   INPUT "N=";N
120 T=0
130 FOR J=1 TO N
140     S=0
150     FOR K=1 TO J
160         S=S+(2*K-1)
170     NEXT K
180     PRINT S;
190     T=T+S
200 NEXT J
210 PRINT T
220 END

 N=? に対して5を入力すると,

         エオ    カキ    クケ

と出力される。また,210行により出力される数が3桁となるような最小の自然数  N  は   であり,そのとき,210行により  サシス  が出力される。

解答
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