| k^2を3で割った余りは、kが3で割り切れるとき0、割り切れないとき1 aもbも3で割り切れるとき、左辺が3の倍数となり不適 aとbのうちどちらか一つのみ3で割り切れるとき、左辺を3で割った余りが2となり不適 従ってaとbは両方とも3で割り切れない … (1)
cが偶数だと左辺が偶数になって成り立たないのでcは奇数 このとき3c^2≡3(mod4)なので20a^2+2b^2≡0(mod4) よってbは偶数 b=2m, c=2n-1を代入して整理すると 5a^2+2m^2+3n(n-1)=505 … (2) n(n-1)は偶数なのでaは奇数 … (3) a≧11だと(左辺)>605となって不適なのでa<11 (1)(3)からaは3で割り切れない奇数なので、a=1,5,7
a=1のとき(2)からm^2+3n(n-1)/2=250 a=5のとき(2)からm^2+3n(n-1)/2=190 a=7のとき(2)からm^2+3n(n-1)/2=130 いずれも(右辺)≡2(mod4) m^2≡0,1(mod4)なので3n(n-1)/2≡1,2(mod4) k≡0,1,2,3(mod4)に対して順に3k≡0,3,2,1なので n(n-1)/2≡2,3(mod4) n(n-1)/2はn=1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13に対して 0,1,3,6,10,15,21,28,36,45,55,66,78 (n≧14のとき3n(n-1)/2≧273>250なので不適) このうちmod4で2,3となるものは n=3,4,5,6,11,12,13に対する 3,6,10,15,55,66,78 よってn=3,4,5,6,11,12,13に対して3n(n-1)/2は 9,18,30,45,165,198,234 250,190,130から引くと順に 250-3n(n-1)/2=241,232,220,205,85,52,16 190-3n(n-1)/2=181,172,160,145,25 (以降負) 130-3n(n-1)/2=121,112,100,85 (以降負) このうち平方数になるのは16,25,121,100であり (a,m,n)=(1,4,13),(5,5,11),(7,11,3),(7,10,5) b=2m,c=2n-1により (a,b,c)=(1,8,25),(5,10,21),(7,22,5),(7,20,9) の4つが条件を満たす解。
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