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Re[8]: フェルマーの最終定理の簡単な証明9
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□投稿者/ 日高 一般人(1回)-(2020/07/09(Thu) 09:58:20)
| 【定理】pが奇素数のとき、x^p+y^p=z^pは、0以外の有理数の解を持たない。 【証明】x^p+y^p=z^pを、z=x+rとおいてx^p+y^p=(x+r)^p…(1)とする。 (1)の両辺を積の形にすると、r^(p-1){(y/r)^p-1}=p{x^(p-1)+…+r^(p-2)x}…(2)となる。 (2)はr^(p-1)=pのとき、x^p+y^p=(x+p^{1/(p-1)})^p…(3)となる。 (3)はrが無理数なので、yが有理数のとき、xは無理数となる。xが有理数のとき、yは無理数となる。 (2)はr^(p-1){(y/r)^p-1}=ap{x^(p-1)+…+r^(p-2)x}(1/a)…(4)となる。 (4)はr^(p-1)=apのとき、x^p+y^p=(x+(ap)^{1/(p-1)})^p…(5)となる。 (5)のrが有理数のとき、(5)の解は(3)の解のa^{1/(p-1)}倍となる。 ∴pが奇素数のとき、x^p+y^p=z^pは、0以外の有理数の解を持たない
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