| [3] は2つにページをわけます このページでは2次曲線の分類を行います
結論からいうと共に双曲線である 2次曲線の分類は与えられた係数のみで行うことができる 一般の ax^2+2bxy+cy^2+2dx+2ey+f = 0 で与えられる2次曲線の分類は以下の通り:
------------- 以下のように対称行列A,Bと定数kを定める. A=[[a,b],[b,c]],B=[[a,b,d],[b,c,e],[d,e,f]] k = det[[a,b],[b,c]]+det[[a,d],[d,f]]+det[[c,e],[e,f]]
(1) det(A)>0 のとき det(B)*tr(A)<0 ならば 楕円 det(B)*tr(A)=0 ならば 1点集合 det(B)*tr(A)>0 ならば 空集合
(2) det(A)<0 のとき det(B)≠0 ならば 双曲線 det(B)=0 ならば 交わる2直線
(3) det(A)=0 のとき det(B)≠0 ならば 放物線 det(B)=0 のときは kの値によって以下の3通りがある: ・k<0 ならば 平行な2直線 ・k = 0 ならば 1つの直線 ・k>0 ならば 空集合 -------------
3x^2+12xy+4x+8y^2+6y+1 について ax^2+2bxy+cy^2+2dx+2ey+f の形にすると a=3,b=6,c=8,d=2,e=3,f=1 である 今回のケースでは det(A)= -12 <0 であるから 3x^2+12xy+4x+8y^2+6y+1=0 が表す2次曲線は 双曲線または交わる2直線に分類される その2つをさらに区別するには det(B)が0であるかどうかをチェックすればよい 今回のケースでは det(B)= 1≠0 であるから 交わる2直線にはならず,「双曲線に分類される」 もう片方の2次曲線についても同様である
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