| n=2のときは2+2=2×2=4は誰でも知っていますね。 以下a[1]≦a[2]≦…≦a[n]とします。 n=3のとき もしa[1]≧2だとするとa[2]≧2なので(積)≧4a[3] しかしa[1]≦a[2]≦a[3]から(和)≦3a[3]なので(和)<(積)となり成り立ちません。 よってa[1]=1です。 このとき1+a[2]+a[3]=a[2]a[3]から(a[2]-1)(a[3]-1)=2なのでa[2]=2,a[3]=3と決まります。 n=4のとき n=3のときと同様、もしa[1]≧2だとすると(積)≧8a[4]、(和)≦4a[4]となり不適なのでa[1]=1 a[1]=1として、もしa[2]≧2だとすると(積)≧4a[4]、(和)<4a[4](∵a[1]<a[2])となり不適なのでa[2]=1 このとき1+1+a[3]+a[4]=a[3]a[4]から(a[3]-1)(a[4]-1)=3なのでa[3]=2,a[4]=4と決まります。 勘が良ければこの辺で 2,2 1,2,3 1,1,2,4 から 1,1,1,…,1,2,n で成り立ちそうだと気づきますが、気づかなければもう一つ n=5のとき a[1]≧2のとき(積)≧16a[5]、(和)≦5a[5]で不適 a[1]=1,a[2]≧2のとき(積)≧8a[5]、(和)<5a[5]で不適 a[1]=a[2]=1,a[3]≧2のとき(積)≧4a[5]、(和)≦4a[5]から(1,1,2,2,2)で成り立つ a[1]=a[2]=a[3]=1の場合は(a[4]-1)(a[5]-1)=4からa[4]=2,a[5]=5またはa[4]=a[5]=3 よってn=5のときの解は (1,1,2,2,2),(1,1,1,3,3),(1,1,1,2,5)の3通り ここまでやれば (a[2]-1)(a[3]-1)=2 (a[3]-1)(a[4]-1)=3 (a[4]-1)(a[5]-1)=4 という計算をしたことから、同様の計算で行けることに気づくと思います。
つまりn≦4では解は1組ですが、n≧5では解は1つとは限りません。
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