【考え方】
2次方程式
a ⁢ x
2 + b
⁢ x + c
= 0
・・・・・・(1)
は2次関数
y = a ⁢
x 2
+ b ⁢ x
+ c
・・・・・・(2)
において y
の値が
0 の場合に相当する。これを、グラフで示すと グラフ
y = a
⁢ x 2
+ b ⁢
x + c
   の
x 軸上の点に対応する。すなわち、方程式
a ⁢
x 2 + b
⁢ x +
c = 0
   の解
x    は、
y = a
⁢ x 2
+ b ⁢
x + c
   と
x    軸との交点の
x    座標の値と考えることができる。2次方程式(1)の解を
α
, β とすると、(1)は
a ⁢ (
x - α )
⁢ ( x
- β )
= 0 ・・・・・・(3)
と書きかえることができる。(3)式を展開すると、
     
a ⁢ (
x - α )
⁢ ( x
- β )
= a
⁢ x
2 - a ⁢
( α +
β ) ⁢
x + a ⁢
α ⁢
β      ・・・・・・(4)
となる。(1)と(4)の係数を比較すると
α +
β =
- b a
     ・・・・・・(5)
α
⁢ β =
c a
     ・・・・・・(6)
の関係が得られる。これを解と係数の関係という。
(1)を(3)のように書き直すことができれば、2次方程式の解を求めることができる。
(1)を(3)のように書き直すと
a ⁢ (
x - -
b -
b 2 -
4 ⁢ a
⁢ c
2 ⁢ a
) ⁢
( x -
- b -
b 2
+ 4 ⁢
a ⁢ c
2 ⁢
a )
= 0 ・・・・・・(7)
となる。よって、2次方程式
a ⁢
x 2 + b
⁢ x + c
= 0   
の解は、
x = -
b ±
b 2 -
4 ⁢ a
⁢ c
2 ⁢ a
・・・・・・(8)
となる。(8)は2次方程式の解の公式となる。
【関連ページ】
数学I
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