2次方程式の解き方 II
 2次方程式 a x 2 +bx+c=0   ( a0 ) の解き方
最終更新日 2004年3月31日
数式を正常に表示するにはMathPlayerのインストールが必要です。詳しくはホームページを見てください。

【考え方】

2次方程式

a x 2 + b x + c = 0   ・・・・・・(1)
は2次関数
y = a x 2 + b x + c   ・・・・・・(2)
において y の値が 0 の場合に相当する。これを、グラフで示すと グラフ y = a x 2 + b x + c    x 軸上の点に対応する。すなわち、方程式 a x 2 + b x + c = 0    の解 x    は、 y = a x 2 + b x + c    x    軸との交点の x    座標の値と考えることができる。2次方程式(1)の解を α , β とすると、(1)は
a ( x - α ) ( x - β ) = 0   ・・・・・・(3)
と書きかえることができる。(3)式を展開すると、
      a ( x - α ) ( x - β ) = a x 2 - a ( α + β ) x + a α β      ・・・・・・(4)
となる。(1)と(4)の係数を比較すると
α + β = - b a      ・・・・・・(5) α β = c a      ・・・・・・(6)
の関係が得られる。これを解と係数の関係という。
(1)を(3)のように書き直すことができれば、2次方程式の解を求めることができる。
(1)を(3)のように書き直すと
a ( x - - b - b 2 - 4 a c 2 a ) ( x - - b - b 2 + 4 a c 2 a ) = 0   ・・・・・・(7)
(式の変形の仕方はこちらへ )
となる。よって、2次方程式 a x 2 + b x + c = 0    の解は、
x = - b ± b 2 - 4 a c 2 a   ・・・・・・(8)
となる。(8)は2次方程式の解の公式となる。

【関連ページ】
数学I

 
© 2002 Crossroad. All rights reserved.