センター試験 2002年度 数学I,数学A
 センター試験 2002年度 本試験 数学I・数学A 解法のヒント 最終更新日 2004年3月31日
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第4問 (選択問題) (配点 20)

[1]

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問題分通りに線と記号を付け加えると下の図のようになる。


参考
  

I は△ABCの内心であるのでAIは∠BACを2等分する。よって,∠HAI=∠BAI

また,∠BEDと∠BAI(∠BAD)は同じ円弧BDを持つ円周角であるので等しい。すなわち,∠BED=∠BAI
円周角の定理

∠DBEは外接円の半円の円弧EDに対する円周角であるので,
∠DBE=90°。
よって,∠EDB=∠DBE=90°

△AHIと△EBDは,

HAI=BA   I=BED AHI=EBD=90°  

であるから相似で, ED:A  I=BD :HI  が成り立ち

AI=r,ED=2R より,

A   I  ·  BD =2rR                          ・・・・・・・・・・・・(1)


参考
  

I は△ABCの内心であるのでBIは∠ABCを2等分する。よって,∠IBA=∠IBC

外角=2内角の和の関係より,∠DIB=∠IAB+∠IBA

また,∠DACと∠DBCは同じ円弧CDを持つ円周角であるので等しい。すなわち,∠DAC=∠DBC ・・・(A)
円周角の定理
I は△ABCの内心であるのでAIは∠BACを2等分する。よって,∠DAC=∠IAB ・・・(B)
(A),(B)より,∠IAB=∠DAC=∠DBC


次に△DBIにおいて

DIB=I  AB +IBA DIB=DBC+IBC IBA=IBC I  AB =DAC+DBC

であるから, DIB+DB   I  で,△DBIは二等辺三角形となり

BD =ID                               ・・・・・・・・・・・・(2)


参考
  

∠GFD(∠IFD)と∠DAG(∠IAG)は同じ円弧DGを持つ円周角であるので等しい。すなわち,∠GFD(∠IFD)=∠DAG(∠IAG)
円周角の定理

対角の関係より,∠FID=∠AIG


△IFDと△IAGにおいて

IFD=GFD=IAG FID=AIG

したがって,△IFDと△IAGは相似であり

AI·D   I =F    I  ·  GI =( F    O+OI )( GOOI ) = R 2 OI 2                                                                   ・・・・・・・・・・・・(3)

(1),(2),(3)から

{ AI·BD=2rR BD=ID AI·DI= R 2 OI 2

よって,

2rR= R 2 OI 2

OI 2 = R 2 2rR

が成り立つ。

 

 

 

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