センター試験 2002年度 数学I,数学A
 センター試験 数学 by 数学ナビゲーター 最終更新日 2003年8月15日
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出題校:センター試験 
2002年度 本試験 数学I・数学A 解答

第1問 (必須問題) (配点 40)

[1]
  a  を定数とし,2次関数

y=4 x 2 +4( a1 )x a 2

のグラフを C とする。

下の表示は左の記述をMathPlayer(フリーソフト)をインストールして数式を正常に表示した状態です。MathPlayerのインストール手順はここを見てください。
 
(1)
  C が点  ( 1,4 )  を通るとき, a=  である。

(2)
  C  の頂点の座標は

( a1 ,ウ エ a+ )  

である。

(3)
  a>1 とする。 x  が 1x1 の範囲にあるとき,この2次関数の最大値,最小値を調べる。最大値は

1<a ならば 2a+ a> ならば a 2 +4a

である。また最小値は

a 2 a

である。最大値と最小値の差が12になるのは

a=1+

のときである。

 

解き方
解答
[2]
2つの箱A,Bがある。

Aの箱には,次のように6枚のカードが入っている。 

     0の数字が書かれカードが1枚
     1の数字が書かれカードが2枚
     2の数字が書かれカードが3枚  

Bの箱には,次のように7枚のカードが入っている。

     0の数字が書かれカードが4枚
     1の数字が書かれカードが1枚
     2の数字が書かれカードが2枚  

Aの箱から1枚,Bの箱から2枚,あわせて3枚のカードを取り出す。 

(1)
3枚のカードに書かれた数がすべて0である確率は   ス セ    である。

(2)
3枚のカードに書かれた数の積が4である確率は   タ チ    である。

(3)
3枚のカードに書かれた数の積が0である確率は ツ テ   ト ナ    である。

(4)
3枚のカードに書かれた数の積の期待値は ニ ヌ    ネ ノ    である。
解き方
解答

第2問 (必答問題) (配点 40)

[1]
  a b  を実数とし, x の整式 A B  を

A= x 2 +ax+b B= x 2 +x+1

とする。ただし, A B  は等しくないものとする。

(1)
等式

A 2 + B 2 =2 x 4 +6 x 3 +3 x 2 +cx+d

が成り立つとき, a= b=- c=- d=  である。

(2)
等式

A 2 B 2 =( AB )( A+B ) = { ( a1 )x+( b1 ) }{ x 2 +( a+ )x+b+1 }

を考える。 AB  が x1 で割り切れるのは  のときであり,また, A+B  が x1 で割り切れるのは  のときでありる。よって  A-B  , A+B  が同時に x1 で割り切れることはない。ただし, については,次の  の中から当てはまるものをそれぞれ1つずつ選べ

  a+b=0   ab=0   a+b2=0
  a+b+4=0           ab2=0          

したがって, A 2 B 2 ( x1 ) 2 で割り切れるのは A+B ( x1 ) 2 で割り切れる場合である。このとき

a= b= A 2 B 2 =サ シ ス x ( x1 ) 2

となる。

 
解き方
解答
[2]
半径 R  の円に内接する四角形ABCDが

AB= 3 1 BC= 3 +1 cosABC= 1 4

を満たしており,△ACDの面積は△ABCの面積の3倍であるとする。
 このとき,

AC= R= タ チ

である。

また,△ABDと△ABCの面積についての条件から,

AD×CD= AD 2 + CD 2 =ト ナ

となる。したがって,四角形ABCDの周の長さは

+2 3

である。

解き方
解答

第3問 (選択問題) (配点 20)

(1)
初項が0でない等比数列  { a n }  が  a 1 +2 a 2 =0  を満たしている。このとき,公比は    ア イ    である。 a 1 + a 2 + a 3 = 9 4 ならば, a 4 + a 5 + a 6 =   エ オ    カ キ であり, 1 a 1 + 1 a 2 ++ 1 a n =57 となるのは n= のときである。

(2)
  b n =pn+q で表される数列  { b n }  に対して,初項から第n項までの和を  S n  とする。 b 7 =1 S 12 =10 ならば, p=       =    サ シ   であり, S 1 + S 2 ++ S 12 = セ ソ である。
 
解き方
解答

第4問 (選択問題) (配点 20)

 三角形ABCの外心をO,内心をI,また,外接円の半径を R ,内接円の半径を  とする。OとIが一致しない場合に R とOIの関係を調べよう。次ページのア〜サにはA〜Gの中からC以外の当てはまる文字を選べ。ただし,エとオは解答の順序を問わない。

 AIの延長と外接円の交点をDとし,DOの延長と外接円の交点をEとする。また直線OIと外接円の交点をF,O,I,Gがこの順に並ぶものとする。IからACへ垂線をひき,項点をHとする。 

 △AHIと△EBDは,

HAI=ア イ   I=BED AHI=EBD=90°  

であるから相似で, ED:   I=エ オ :HI  が成り立ち

   I  ·  エ オ =2rR                          ・・・・・・・・・・・・(1)

次に△DBIにおいて

DIB=I  カ キ +IBA DIB=DBC+IBC IBA=IBC I  カ キ =DAC+DBC

であるから, DIB+ク ケ   I  で,△DBIは二等辺三角形となり

エ オ =ID                               ・・・・・・・・・・・・(2)

△IFDと△IAGにおいて

IFD=GFD=IAG FID=AIG

したがって,△IFDと△IAGは相似であり

AI·   I =    I  ·  GI =(    O+OI )( GOOI ) = R 2 OI 2                                                                   ・・・・・・・・・・・・(3)

(1),(2),(3)から

OI 2 = R 2

が成り立つ。ただし, には次の   の中から正しいものを一つ選べ。

   r    R    r 2
   rR                         2rR                         4rR
 

解き方
解答

第5問 (選択問題) (配点 20)

 次のプログラムは x=0,1,,9 に対する  a x 2 +bx+c  の値の最小値と最大値を求めるものである。 ア イ ウ エ オ カ  に適当な行番号をいれてプログラムを完成させよ。

100  INPUT "a=";A
110  INPUT "b=";B
120  INPUT "c=";C
130  U=C
140  V=C
150  FOR X=0 TO 9
160       Y=A*X*X+B*X+C
170       IF Y>=U THEN GOTO ア イ ウ
180       U=Y
190       IF Y<=V THEN GOTO エ オ カ
200  NEXT X
220  PRINT "最大値=";U
230  PRINT "最大値=";V
240  END

(1)
 上のプログラムを実行して,a=? に対して−1,b=? に対して7,c=? に対して28を入力すると,180行は   回,200行は   回実行され

   最小値 =ケ コ
   最大値 =サ シ

が表示される。また,170行の不等号 >= を > に,190行の不等号 <= を < に変更したのち,同じデータを入力すると,180行は   回,200行は   回実行され

   最小値 =ソ タ
   最大値 =チ ツ

が表示される。

(2)
 冒頭のプログラムの170行と180行は,180行を削除して170行を

   170   =

と書き直しても同じ結果を得る。同様に190行と200行も,200行を削除して,190行を

   190   =

と書き直すことができる。ただし,  と   については,次の  の中から最もふさわしいものを一つずつ選べ。

  IF Y>U THEN U=Y                 IF Y<U THEN U=Y
  IF Y=U THEN U=Y  IF Y>V THEN U=Y
  IF Y<V THEN V=Y  IF Y=V THEN V=Y

 
解答
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