センター試験 2002年度 本試験 数学II,数学B 第3問 解答
 センター試験 2002年度 本試験 数学II,数学B 第3問題の解き方 最終更新日 2004年3月31日
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(1)

PA = a 1 x =a x

QC = 1 b y

RQ = RB + BQ =( RC + CB )+ BQ =( CR BC )+ BQ ={ CR ( BQ + QC ) }+ BQ ={ x ( y + 1 b y ) }+ y = x 1 b y

SP = SA + AP = AS PA = y a x =a x y

SB = SA + AB = AS BA = AS ( BP + PA ) = y ( 1+a ) x =( 1+a ) x y

RB = RC + CB = CR BC = CR ( BQ + QC ) = x ( 1+ 1 b ) y

(2)
  SP · x =( a x y )· x   (内積計算の基本II参照)

よって

( a x y )· x = x · y a x · x x · y = x · y 2 x · y =a | x | 2 x · y = a 2 | x | 2   ・・・・・・

y · RQ = y ·( x 1 b y )   (内積計算の基本II参照)

よって,

y ·( x 1 b y )= x · y x · y 1 b y · y = x · y 2 x · y = 1 b | y | 2 x · y = 1 2b | y | 2   ・・・・・・

(3)
 RQ//SBより, RQ =t SB t  は実数)とおくことができる。よって,

x 1 b y =t{ ( 1+a ) x y } x 1 b y =t( 1+a ) x t y

となり,連立方程式

{ 1=t( 1+a ) 1 b =t

が得られる。これから, t  を消去すると,

1= 1 b ( 1+a )

b=1+a  ・・・・・・

が得られる。同様にして,

SP//RBより, SP =r RB t  は実数)とおくことができる。よって,

a x y =r{ x ( 1+ 1 b ) y } a x y =r x r( 1+ 1 b ) y

となり,連立方程式

{ a=r 1=r( 1+ 1 b )

が得られる。これから, r  を消去すると,

1=a( 1+ 1 b )   ・・・・・・

が得られる。より, b を消去すると,

1=a( 1+ 1 1+a ) 1=a( a+2 1+a ) 1+a=a( a+2 ) a 2 +a1=0

解の公式より,

a= 1± 5 2

a>0  より

a= 1+ 5 2

これを,に代入すると,

b=1+ 1+ 5 2 = 1+ 5 2

となる。

(4)
より,

a 2 | x | 2 = 1 2b | y | 2 | y | 2 | x | 2 =ab

となり,これに a b の値を代入すると,

| y | 2 | x | 2 =( 1± 5 2 )( 1+ 5 2 )= 1+5 4 =1

となる。よって,

| y | | x | =1   ・・・・・・

が得られる。次に,

cosPBQ= x · y | x || y |   (内積計算の基本式Iを参照)

と表すことができる。この式はより,

cosPBQ= a 2 | x | 2 | x | 2 = a 2 = 1 2 ( 1± 5 2 )= 1 5 4

となる。

 
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