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□投稿者/ すき家のねずみ 一般人(1回)-(2025/04/04(Fri) 18:08:03)
 | mを2以上の自然数とするとき 2^m-2, 3^m-3, 4^m-4, 5^m-5, 6^m-6, 7^m-7, … の最大公約数ってどう求めるのでしょうか?
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▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■52805 / ResNo.1) |
Re[1]: 最大公約数
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□投稿者/ らすかる 一般人(13回)-(2025/04/05(Sat) 14:06:56)
 | 求め方はわかりませんが、 2^m-2,3^m-3,4^m-4,…の最大公約数は 「m-1がp-1で割り切れる」を満たす素数pの積 となるようです。 具体的には、m=2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,…に対して 最大公約数は2,6,2,30,2,42,2,30,2,66,2,2730,2,…のようになります。 ↓参考 oeis.org/A027760
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■52822 / ResNo.2) |
Re[2]: 最大公約数
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□投稿者/ すき家のねずみ 一般人(2回)-(2025/04/19(Sat) 09:45:03)
 | とても参考になりましたありがとうございます。 偶数の場合ですら難しいですね。
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解決済み! |
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■52826 / ResNo.3) |
Re[1]: 最大公約数
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□投稿者/ WIZ 一般人(5回)-(2025/04/25(Fri) 14:00:43)
 | # 解決済みになってるけど、解けた気がするので投稿しちゃいます!
べき乗演算子^は四則演算子より優先度が高いものとします。
{2^m-2, 3^m-3, 4^m-4, 5^m-5, 6^m-6, 7^m-7, …}の最大公約数をg(m)とします。 nを2以上の自然数とすれば、n^m-nは偶数なので、mの値に関わらずg(m)は2を因数に持ちます。
(1)mが偶数の場合 q = g(m)/2とおくと、qは自然数です。 g(m) = 2qは2^m-2 = 2(2^(m-1)-1)の約数なので、qは2^(m-1)-1の約数となります。 2^(m-1)-1は奇数なので、qも奇数となります。
qが素因数を持つと仮定し、その素因数のひとつをpとします。pは奇素数となります。 2からp-1までの自然数の中には法pの原始根が存在するので、原始根のひとつをaとします。 pはa^m-a = a(a^(m-1)-1)の約数となりますが、2 ≦ a ≦ p-1なので、pはa^(m-1)-1の約数となります。
a^(m-1)-1 ≡ 0 (mod p) つまり、a^(m-1) ≡ 1 (mod p)ならば、 フェルマーの小定理とaが法pの原始根であることから、m-1はp-1の倍数でなければなりません。
m-1は奇数で、p-1は偶数なので、m-1はp-1の倍数にはなり得ません。 よって、奇数qの素因数pが存在しないので、q = 1であり、g(m) = 2といえます。
(2)mが奇数の場合 g(m)が素因数pを持つと仮定します。(p = 2も含みます。) つまり、nを2以上の自然数とするとき、n^m-n = n(n^(m-1)-1)はpを約数に持つと仮定します。
nとn^(m-1)-1は互いに素ですから、仮定の成立には以下の2通りの場合があります。 (2A) n ≡ 0 (mod p) (2B) n^(m-1)-1 ≡ 0 (mod p)
nが法pで0に合同である場合、これは(2A)の成立そのものです。 nが法pで0に合同でない場合、nが法pの原始根である可能性もあることから、 (2B)の成立はフェルマーの小定理より、m-1がp-1の倍数であることが必要となります。
従って、nが法pで0に合同であるかないかに関わらず、m-1がp-1の倍数であれば、 n^m-nはpを約数に持ち、pはg(m)の因数であるといえます。
更に、p^m-p = p(p^(m-1)-1)がp^2で割り切れないため、p^2はg(m)の因数とはなり得ないといえます。 以上から、g(m) = Π{m-1がp-1の倍数である素数p}となります。 上記g(m)をmの式で表せるのかは分かりませんでした。
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